
インタビュー
歯科医師 折山 資
歯科医師 折山 資さんのインタビュー
口腔外科専門医からGPへ。
父の医院を継ぐ前に、この場所を選んだ理由。
プロフィール
職種
歯科医師
入社年
2025年4月 中途入職(在職2年目)
所属院
呉羽分院
四日市病院の歯科口腔外科で1年、その前は大学病院で3年、さらに遡れば総合病院に新卒から5年 ―― 口腔外科の第一線で経験を積み、専門医資格を取得した折山資先生。2025年4月、そのキャリアを一度立ち止まり、GP(General Practitioner:一般歯科医師)としての道を歩み始めました。目指すのは、富山で開業する父の医院を継ぐこと。「継承までに、GPとしての力を身につけたい」―― そんな明確なビジョンを持って選んだ職場が、なぜ星陵会だったのか。じっくり伺いました。
歯科医師研修を修了したのが2017年で、そのまま研修先の総合病院に新卒から5年勤務しました。その後、大学病院に3年戻って専門医取得を目指し、四日市病院の歯科口腔外科に1年、そして2025年4月から星陵会にお世話になっています。
一貫して口腔外科の道でした。がん、顎変形症、外傷骨折、大きな炎症の手術 ―― こうした命に直結する領域を担当してきました。
GPとしての歯科医師も魅力的な職業だと思っていましたが、「歯科医師として、命に直接関わる仕事をしたい」という思いが強くて。その選択肢として自然に口腔外科が浮かびました。
総合病院での勤務は、確かに大変な時期もありました。でも、それは僕自身が望んで飛び込んだ環境だったので、充実した10年間だったなと今振り返っても思います。
卒後5年目で大学病院に戻ったとき、ちょうど専門医のメドが立ったんです。それまで長く口腔外科に従事してきたので、自分のキャリアの一つの区切り、集大成として取得しておこうと決めました。
将来的に、富山で開業している父の医院を継ぐという人生プランがあったからです。
口腔外科専門医としてキャリアを積み続ける道もあったのですが、継承を見据えると、GPとしての経験がどうしても必要になります。専門医を取ったタイミングで一つの区切りをつけて、次のステージへ進もうと決断しました。
「口腔外科で培ったものを土台にしながら、"お口全体を診るGP"としての力をここでつけたい ―― それが星陵会を選んだ理由です。」
いくつか理由があります。
① 富山という土地の患者さんを、早く知りたかった
土地が違えば患者さんのキャラクターも変わります。将来戻る土地でのGP経験を、できるだけ早く積みたかったんです。
② 専門医・指導医を持つ先生が多い
星陵会は各領域の有資格者が多く在籍していて、幅広い症例に触れられる環境がある。
③ 保険診療から自費診療まで幅広くカバーしている
一部の領域に特化するのではなく、GPとして総合的に学べるという点が魅力でした。
④ 最新の機器導入に意欲的
理事長が新しい技術・機器を積極的に取り入れていく方針だと伺い、非常に興味を持ちました。
面接は「見学ありき」ではなく、「面接お願いします」と飛び込みでお願いしました(笑)。
「窓口の立場」に立つことでしたね。
総合病院時代は、他のクリニックさんから紹介を受けて治療にあたる立場だったので、僕らが向き合う診断・治療の範囲はある程度絞られていたんです。ところがGPは、患者さんの最初の窓口であり、お口全体を把握して、総合的に、かつ長期的に対応していく責任がある。
この視点の切り替えが、最初の大きなハードルでした。
最初の半年は、他の先生の見学やアシストが中心でした。そこから徐々に先生方から症例を任せていただき、自分でプランニングして患者さんを診る中で、少しずつ自信がついていきました。
現在(入職2年目)は、呉羽分院で日によっては一人で診療を回すこともあります。
僕と今井先生は、"GPを全然やらずに入ってきた"数少ないドクターなんです。星陵会にとってもある意味レアケースで、そのケアの体制については、理事長や先輩ドクターの皆さんがいろいろ考えてくださって、今はすごくシステマティックに教えてくださっていると感じています。ドクターが潤沢に在籍している法人ならではの強みだと思います。
自費率の高さと、それに伴う責任の大きさを強く感じます。
治療そのものはどのクリニックでも「医療」であることに変わりないのですが、自費補綴の形成一つ、印象一つ、そこまでのマネジメント、長期予後を保証できる技術、下地作り ―― こうした点に対する意識のレベルが違うんです。
このレベルで学べる機会が日常的にあるというのは、GPとして本気で力をつけたい人にとって、これ以上ない環境だと思います。
いくつかありますが、いま特に興味を持っているのは歯周外科手術(結合組織のマネジメント)です。歯茎が下がってしまった部分の増生や、薄い部分に厚みを出す処置など。星陵会はインプラントや審美症例が多いクリニックなので、軟組織のマネジメントは今後さらに求められる領域だと考えています。
もう一つ、意外な組み合わせに聞こえるかもしれませんが、小児矯正(MFT・マイオブレース)にも取り組んでいます。
実はこれ、深くつながっているんです。
口腔外科の手術の中に、顎変形症というものがあります。矯正治療だけでは治せない歯並びや噛み合わせの問題を、骨を切って顎の位置を整える大きな手術です。
もし小児矯正の段階で正常な発育を獲得できれば、こうした大がかりな手術を経験せずに済む患者さんが増える。手術の大変さ、そして手術後に患者さんが本当に喜ばれる姿を見てきたからこそ、「そのつらいステップを、そもそも不要にできるなら、意味は大きい」と考えています。
口腔外科出身だからこそ、小児矯正の意義を強く感じるんです。
「大きな手術を経験させないためにできること ―― 口腔外科をやってきたからこそ、その手前でできる仕事の価値がわかります。」
早ければ2年後くらいを目安に考えています。臨床力以上に、経営者としてのマネジメント能力が継承には必要になるので、そこをどう身につけるかがこれからのテーマです。
星陵会には院長を任せていただく可能性もあると聞いていて、もしその機会があれば、それはそれで開業前の非常に貴重な経験になると思っています。
向上心があって、前向きに法人を盛り上げていきたいという気持ちを持っている先生。
この法人は、自分の意思・主張を持って挑戦する人を、法人側がプッシュしてくれるんです。「こんな事業をやってみたい」「こんな新規領域を開拓したい」―― そういう熱い思いがあれば、理事長は必ず後押ししてくれます。
能動的に動ける先生にこそ、星陵会は最高のプラットフォームになると思います。
入職してから、本当にいろいろな経験をさせていただきました。それが歯科医師としてだけでなく、一人の人間としての成長にもつながっていると強く感じます。
星陵会だからこそ得られるものが、確実にあります。今後の進路に迷っている先生には、ぜひ選択肢の一つとして真剣に検討してほしいです。